【賃貸vs購入】私が購入派になった理由
こんにちは、ゆとゆきです!
マイホームを「買う」か「借りる」か。これは常に注目を集めるテーマです。多くの場合、試算では「現在の家賃」と「住宅ローンの返済額+管理費・修繕積立金」を比較して語られます。しかし実は、そこには一つ大きな見落としがあります。それが 将来的な賃料の上昇リスク です。
今の日本では、長らく「家賃は横ばい」という認識が強くありました。人口減少や新築供給の影響もあり、地方では確かに賃料下落が進んでいます。
しかし、都心部の人気エリアでは状況が変わりつつあります。特に、再開発が進むエリアや利便性の高い駅近物件では、実際にここ数年で家賃が年率1〜3%程度上昇している ケースも見られます。
この「じわじわした上昇」が、長期で住み続ける場合には大きな差となって効いてくるのではないでしょうか。
仮に、現在20万円の家賃の物件に住んでいたとします。もし賃料が年1%ずつ上昇したら、30年後には…
- 月額賃料:約27万円
- 年間賃料:約324万円
となり、総支出は想像以上に膨らみます。
一方、住宅ローンは基本的に返済額に大きな変化ありません。もちろん管理費や修繕積立金は上がる可能性がありますが、賃料上昇ほどのリスクは限定的です。
そして、賃料は年1%の上昇にとどまらない可能性が高いと考えています。
なぜなら、現状の新築価格の高騰を踏まえると、今後、物件価格の上昇がダイレクトに賃料に影響を与えてくると思われるからです。
20年前(2005年頃)の東京23区で 70㎡ の新築マンション を買おうとしたならば、おおよそ 5000万円〜6000万円程度 が妥当なレンジだったのではないでしょうか。
5,500万円の物件を 利回り4%として賃貸に出すのであれば、、月額賃料は18万円程度で済みます。現状の賃料はこれくらいに落ち着いているのではないかと思います。
なお、先日23区の賃料が24万程度になっているという報道がありましたが、これは港区や千代田区などの超高額物件が平均を押し上げている面もあると思われます。
しかし、現状のような1億円の物件が前提となると、同じ利回りを確保しようとすると、月額賃料は約33万円に設定されるということです。
つまり、極端に割安な20年前の物件がさらに老朽化してくる2040年~2050年頃に、2025年新築のマンションに賃貸で住もうとすると月33万という2倍程度の支払いを覚悟する必要があるということです。
そう考えると、今のうちに物件を購入することで、将来的な賃料上昇の影響を受けることが避けられるのではないかと考えています。
この点が、私自身が物件購入を考え始めたきっかけになりました。
まとめ
賃貸と購入を比較した結果、長期的な視点ではこれまでご説明してきたように購入のメリットが大きいと感じました。特に、将来的な賃料上昇・住環境の安定を考えると、今のうちに物件を取得することで、生活コストの先取りや安心感が得られることが大きなポイントです。また、購入によって資産形成にもつながるため、単なる住居としてだけでなく、投資的な価値も期待できます。
私自身の経験から言うと、「いつか購入したい」と考えるだけでなく、具体的に市場や条件を比較しながら行動することが、納得のいく決断につながると実感しました。
もし迷っている方がいれば、まずは自分の希望条件やライフプランを整理し、実際の物件情報やローンのシミュレーションをチェックしてみることをおすすめします。「情報を集めて比較する」だけでも、将来の選択肢がぐっと明確になります。
以上、本日もありがとうございました!