不動産vs株式投資、10年後に資産が増えるのはどっち?

こんにちは、ゆとゆきです!
資産形成を考えるとき、多くの人が「不動産」と「株式投資」のどちらがいいのか悩みます。私自身もマンション購入を検討しながら、株式や投資信託で資産を運用してきました。そこで今回は、「10年」という期間に絞って、不動産と株式、それぞれの特徴を整理しながら考察してみたいと思います。

前提条件

前提としては、ここ数年の急激な不動産価格の上昇を考慮に入れます。

現在、特に都心の不動産価格が上昇した市場においては、物件購入よりも賃貸のほうが比較的割安にすむという状況になっていると思われます。

具体的には、築20年の3LDK 70平米の都内物件に賃貸する場合、月25万円程度で賃貸することができますが、新築・中古マンションを購入する場合、同条件で想定すると9000万円程度の価格になっています。つまり、諸経費を込みにすると月30万円程度の負担になるという状況です。

そのため、論点となりうるのは、この差額の5万円を負担して物件購入をしたほうがよいのか、それとも5万円を積み立てNISAなどで投資に回したほうがよいのか、というポイントになります。

それでは、シミュレーションをしていきます

物件の購入時の前提

  • 購入価格:9,000万円(フルローン、金利1.0%、35年)
  • 月返済額:約25万円
  • 管理費+修繕費:2.5万円
  • 固定資産税:2.5万円/月
  • 月支出の合計額:30慢円

① 購入した場合

  • 月支出:30万円
  • 10年総支出:30万 × 120か月 = 3,600万円
  • 10年後ローン残債:約7,200万円
  • 売却額:8,000万円と仮定
    • 手残り = 8,000万 − 7,200万 = 800万円

② 賃貸+投資(年利5%)

  • 家賃:25万 × 120か月 = 3,000万円
  • 差額5万円を積立 → 10年後の資産:約776万円

ということで、計算してみた結果、購入・賃貸の場合を比較して、ほとんど同じ程度の資産が残るという結果になりました。

別のパターンとして、不動産価格が更に値上がりを続けることで、売却益を得られる可能性もありますが、その場合は投資信託の利回りが高くなっていることも予想されます。

そのため、10年間という期間で考えた場合、購入・賃貸で大きな差はないということになります。

ただし、ここに考慮に入れる必要があるのは、将来的なインフレや、賃貸価格相場の値上げです。

今回は、同条件の物件に住む場合、賃貸のほうが安いという前提を置きましたが、これは現在の特殊な不動産価格上昇市場における歪みであると考えられます。通常は、賃貸の場合、オーナーの利回りを確保するため、居住用よりも割高になるのが普通でしょう。

したがって、私としては、今後の賃料値上がりや、老後の賃貸問題、子育てコミュニティ環境を踏まえると、購入がベターという結論に至りました。

以上、本日もありがとうございました!また次回もよろしくお願いいたします!

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